そのひぐらし

そのひぐらし。日記のようなことを書きます。気に入ったらぜひラブコールをどうぞ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ノラ

 「最近さぁ,ノラ・ジョーンズ聞いてもツラくなくなってきたんだよね...」

-あぁ,昔付き合ってた人がいっつも部屋で流してたヤツね.

 「うん,別れたのが去年の九月だから,,,もうすぐ一年になるんだねぇ...」

-連絡とってないなぁ.寂しいと時々電話したくなるよね.

 「ま,実際メールなんかは時々しちゃってたけどね,あんまり返事を返してこないのは彼女の優しさだよね.」

-そうだね.まぁ,「そう考えたい」という気持ちも否めないけれど... あの人は自分の人生の中ではとっても大きな人だと思う.付き合ったと言ってもあんまり会う時間も多くなかったし立場の違いも埋められなかったけれど,弱い俺を必死で受け止めようとしてくれた人だったね.

 「ま,女の子っぽいところは否めないし,ワガママで実は甘えたがり屋だったりして,でもそれ以上に俺が弱いところを彼女に出すことで甘えてたのが重石のように彼女に乗っかかってたんだろうね...彼女といたことがきっかけで俺は「大人ってなんだろう?」って考え始めたんだよねぇ.」

-どう?ぶちあけた話,今でも彼女のこと好きだと思う?

 「・・・こういうのってさ,「時間が解決する」っていう言い方をよくするじゃん?だけど時間ってのはそんなことになんの関心もなくただ流れてるだけだよね.だから解決するのはいつも自分だし,別れた瞬間から今まで自分の心の中に起こった色んな気持ちみたいなものなんだと思う.それを時間を擬人化する表現で,自分には解決できないような悲劇性を与えてみたりしてね.それに何の意味があるんだろうね?」

-うん??まぁ,つまりは「過ぎたコト」ってわけだ.

「ま,そんなところですな.」
スポンサーサイト
  1. 2005/07/18(月) 22:23:09|
  2. 対話篇
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

俺と僕

自分というものをもっと深く知り,全て行動と発言を意識下におくために自分という物理的個人の中から「俺」と「僕」という二人を取り出して対話させようと思う.以前からその多面性はほんのりと自覚するところであり,しかし現実に表出される「Y君」という,言わばその乖離しない人格たちの統括責任者がしっかりしないままに生きてきた.そういうわけでこれからは自分による他者的な自己への自己認識という複雑な回路を経て,それに自信を付与しながら責任者としてあるべき「Y君」を磨こうと思うのです.それじゃ,とりあえずお二人の自己紹介からいきましょうか?



-じゃあまずは僕から始めさせていただきます.しかしはっきり言って自己紹介というものは,自己認識をある程度だけでも確立せずには行えないことなので,どうなのかな,と思います.きっと僕たちの表出的部分であるY君はとくに深い設定もないままこのようなことを思いつきでやろうとするものですから,この場では「自分たち」について話すこと自体の不可能性というのを感じるんですが...
 
 「ふむふむ,そうねぇ...あ,俺もまだ言ってしまえば「生まれたて」だからね.ちょっと自分のことをうまく説明できないんだけど,どちらかが性質として「明るい」とか「暗い」とかはっきり別れているわけでも無いと思う.Y君の持つ性質を単純に分担した二人とかじゃなくもっと複雑で,,,あって欲しいなぁ.とにかくY君は無計画だからね~.人付き合いっていう点で見れば,俺の方が少し物事を楽観視して楽しめるのかもね.」

-たしかに君は特に誰か他人といるときに出てくることが多いよね.僕はあまり人前で話したりするのが好きじゃないし.なにより完璧主義的な,,,いや,自分にラベルを貼ってしまうのも好きじゃないんだけどね,,,まぁ,完璧主義というのか,中立的というのか,そういうところがあるからさ.

 「君はさぁ.それを「中立的」って言うけれど,実際どうなの?それを人は中途半端て言うんじゃないのかい?」

-それは一理あるね.確かに自分としても実感するところではあるし,ただ,「中立的」という言い方をしたのは,「特定の文化の中で用いられてきた言語の中のある単語」について語る場合と,「人間の性質」を語る場合に明らかな違いがあると思うからなんだよね.例えば日本語で言えば,「中立的」は「平和」とイメージ的に結びついたり,「中途半端」は「ダメ男」と結びつくってことだけど,それが人間の性質について語る場合,肯定・否定のニュアンスとは直接的に結びつかないと思うんだ.そういうのは表裏一体のものであって,感覚する他者に媒介されて付与されるラベルだものね.

 「ふうん,ま,難しく語ればそうだけど,俺が話してるのはじゃあ,「特定の文化の中で用いられてきた言語の中のある単語」について語る場合,君の性質が「中立的」という表現をされて的確か?ってぇことだよ.結局Y君が人にどう見られてるか?って考えたら,俺は「中途半端」って方が正しい気がするんだよね~.やっぱり自分を正当化するほうが人間ラクというアレでさぁ...」

-「正当化」!?どうしてそんな必要があるの?う~ん,僕は「規範」というのは自分の内側に置けるものなのかな,と思うんだよ.社会的規範というのも広く統合されている物でないだろうし,そりゃあ,一般常識というくくりは形式的にはどこの社会にも存在するかもしれないよ.だけれどももっと広く通用する,難しく言えば「普遍的」な規範を見つけようというのなら,それは自分の内側で形づくってきたものに認められるべきじゃないかな?

 「それって,,,本気で言ってる?」

-だって,僕は僕の生きてきた道のまっとうさにある程度の自負を抱いているし,僕の,いわゆる「優しさ」というものは他人によって評価されるところではあるしね.危険人物という自覚はないよ.それどころか人の仲立ちになることもできるし,争いなんて絶対嫌いだしね.

 「それは君の感覚するところでしょ,言わばある一個の他人の感覚するところと何も違わないんじゃない?そこに自分自身に対する肯定が何の検閲もなく入り込んだとして,それが正しいなんて言えないと思うんだけどね,俺は...Y君的には自分に都合の良い解釈もしがちだとおもうしね,やっぱり」

-そうかぁ,,,なんか,いきなり険悪だね.自己紹介どころじゃないみたいだ.じゃぁ僕の考えがひどく極端だと言うことにして,君はこの規範という問題に関してどのような回答を提示するつもりなの?

 「そうきたかぁ..実は俺は回答なんて出せないでいる,っていうのが正直なところだし,それは立場として不安定なことも感じているんだよね.だからと言って君の言うような「絶対は自分の内側にある」っていう考え方はできない.」

-それじゃ全く説明になってないよ.今までは大丈夫だったけど,これからはそううまくはいかないかもしれないっていうのを漠然と予感してるってこと?

 「いやぁ,つまり俺は,そもそも,そういう「Y君が大丈夫」とかそういう観点が危ないって思うんだよ.いざというときに自分のことしか考えられないっていうような怖さがあるね.ただ一つ言えるのは法律っていうのが社会のルールとして厳然と存在してくれることがこの社会を秩序立てて,例え表面的にであっても人が安心して暮らせる風土ができてるっていうことだと思う.明らかにそれは自分のはかり知らない所で生まれた物なのに,「そうだね,人は殺しちゃいけないよね.」って納得できるじゃん.」

-それはもっと表層文化的な部分じゃないですか.今は法律って言う話じゃなくって行動規範に関して話してるんじゃないの?第一その二つを同レベルに引き下げたら君は法律の内容を暗記した上でそこから演繹的にものごとにとりくまなきゃいけなくなる.

 「あぁ,そうね.ごめん,頭がついていかなかった.そういえばよくY君も自分の話してることと場の話題との関連性を見失ってるよねぇ.で,え~っと,,,」

-さっき君が言ってた「絶対が自分の中にある」ということだけれど,僕はそれがどこにあるかはわからないとしても,絶対を「行使」する能力が自分に与えられているなんていうおごりはないんです.ただ,物事というのは結局は経験的に獲得されてきたものによってしか認識されない,という点で,ある種の運命的なモノがそこに関与してくるのかな,という理解が近いのかもしれない.

 「運命的なモノだ...俺はできれば経験的なものを意識的に人と共有するという方法を持って,「運命的なモノ」という解釈から生まれやすい自己肯定の可能性を避けたいと思う...自己肯定や正当化は意識的に,自分,もしくは他人の検閲を受けて行われるなら,人間に必要な生きる術かとは思うんだよ.だけど怖いのはそれが定着して自分が引いていたラインが下がってくることだよね.やっぱりそこで必要なのは「絶対」よりは常に変化しつづける「相対性バランス感覚」なんじゃないかなぁ.人間柔軟でなくちゃイカン!と思うよ.答えなんてない,と割り切っちゃダメ?」

-たしかに...でも,問題はその「相対性バランス感覚」とはなんなのか,というところから始まったようなものだから結局僕たち二人が取る手段は思考停止っていうことなのかな.

「そんなことはないよ,きっと俺は君の話すコトを理解できたつもりだし,ただの「答えなし」とは違う.それにY君の人格統一に何らかの意味をなしたはずだよ.たぶん.」

-彼ももうずっとこれを書いていてまたきっと訳がわからなくなり始めてるだろうしね.早くパソコンの前から去りたがっているみたいだね.それじゃぁ,こんな意味不明な第一回を終わります.
  1. 2005/07/16(土) 16:22:29|
  2. 対話篇
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。