そのひぐらし

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過去の産物10

●12月28日
 ニンゲンという装置の機能。有機的な社会構造において、機械化による身体・精神機能の外在化。複製。人類の夢の実現。溶け出す自己と、しかしこの社会に対する帰属意識の弱さ。それは自己に対する拒否に他ならないが、個人はもはや自分が普遍的であることに気づかずにいる。個人が集まってつくるこの幻想の共同体。それでも個人はさらに普遍を求めるのか。どこへ向かうのだろう。完全な自己。神格化。いや、完全な球のような存在。欠けることなく。
 人がこの社会の中で関係を感じる領域は狭くなってきているだろう。情報はある場所に限定されるものではなくなってきたために。足の機能の外化。個人に関する空間の縮小。しかし、それと同時に身体機能、また心の機能の外在化が求められるのだ。もともと人類も何らかの不明な要因によってこの地球上の何らかの物質から組み立てられたものである。そうすれば、私たちも動物や植物や、無機物とさえ同じだ。魂の不在の証明。あぁ、この普遍性は私を内臓から溶かす。全てが紛れてその個としての形を失ってしまうような非現実的なこの願望は性欲や食欲とどう区別できようか。「同化」こそがニンゲンの欲望であり、根底の帰属意識であり、個体という限界において垣間見るこの空想は甘美だ。
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  1. 2005/05/17(火) 02:33:45|
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