そのひぐらし

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身体というメディア

目は口ほどにモノを言い...と,そんな言葉もあるようですが,身体というメディアがどのような可能性を持っているのか?ふとそんなことが気になりました.やっぱりメディアというと「音声」が基本というところがあり,ともすれば話し方や話のネタ,というのが対人関係のスキルアップとして注目されがちですが,やっぱり特に男女関係において体を使った駆け引きというのはありますよね.女の子なんて自分から告白しない代わりにサイン送りまくっちゃったりして,,,きっと言葉以上に一瞬の振るまいが男をオトすのだと思います.例えが低俗で申し訳ないが,実はこれ,漫画家つげ義春の「ねじ式」映画版を久しぶりにビデオで見て,やっぱり彼の世界観を台詞はそのままに描いた際に,身体での表現がより舞台での演劇のように意識的に意味を持たされメディアという意味合いを強めているな,と感じたからなのでした.アメリカでも演劇というか,いわゆる劇というくくりからはみだした「パフォーマンス」というメディアを地元の学生による公演にて見る機会がありました.そこでは奇っ怪な動きをするあまり美しくもない女性が3人ほど舞台で延々と音楽に合わせているのかいないのかもわからない様子で踊っていました.実際それは大学で年寄りの先生がやる講義ほどに眠気を誘うこともなく,むしろその場の雰囲気を緊張させ続けながら行われた,何か危険な儀式のような場面でした.「難解なモノ」は文学においては時にとても高く評価されることがありますが,芸術においての「難解」とは,文字というメディアではないという点において,また少しレヴェルが違ってくる問題ではないかと思います.ここで紹介した創作ダンスという「パフォーマンス」が,ソーラン節のような「文化」と異なる点は,「文化」が一方で言葉によって説明されるように出生が明らかであるのとは違い,「芸術」における意味はそれそのものである,という点ではないでしょうか.
「あるメディアの内容を形成するのはその都度別のメディアである」という話を聞いたことがあります.それは,テレビの内容を形成するのは映画とラジオであり,ラジオの内容はカセットテープとレコーダーであり,映画については無声映画と磁気音響である,という例えで説明されていましたが,ここでこの「芸術」と称しているモノの存在を確立するのならば,そして,このアナログの産物をメディアとして捉えるならば,それは決して分解されない「それそのもの」ではないでしょうか.と僕は捉えたい.つまりこの場合における「難解さ」は,決して文字によって説明可能な「難解さ」ではなく,あるチャンネルなんだ,とそういうことです.つまり身体という「メディア」を用いた「コミュニケーション」により近い(決して同じではないだろう)チャンネルを持って受け取るべき発信なのだ,と考えてみたわけです.ネギの味をうまく言葉で説明できないとき,「食べてみたらわかるよ」と言いますが,それはつまり味覚と触覚(舌触りなど)に関する説明を「味覚と触覚を使ってみればわかるよ」というようなことですよね.「わかってみればわかるよ」みたいな...言語化できないことであり,する必要もないのだと思いました.
仏教において身体というのはとても重要なファクターであり,キリスト教が精神的な世界にばかり言及するのとは違い,身体的な「修行」「苦行」という要素を取り入れているのもおもしろい点だと思います.キリスト教よりもより「メディア」という観点から仏教は人と神仏との距離が近いのかもしれません.その中でカウンセリングと結びついて身体による「開き」と言いますか,恐らく,不特定,または特定の他者とのコミュニケーションをはかるような試みもあるようです.それなんかを考えてもやはり,チャンネルを啓く,第六感的なモノを手に入れる,ということが必要とされてくる.あとはどのようにそれにたどり着くのか,ということですよね.俺はわかりませんが,自由な発想の可能性は,イコール絵画をはじめとした芸術全般のニューメディアとしての可能性を示すのだな,と再認識しました.
...というのも,結局こんなまとめになりますが,今の社会は「感じるんじゃない,考えるんだ」ですね.俺は「考えるんじゃない,感じるんだ」でいたいんです.そうすることが理屈上よりリアルではないでしょうか?
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  1. 2005/05/20(金) 01:03:50|
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